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02月14日-01号

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  1. 松本市議会 2000-02-14
    02月14日-01号


    取得元: 松本市議会公式サイト
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    平成12年  2月 定例会---------------------------------------    平成12年松本市議会2月定例会会議録             第1号---------------------------------------        平成12年松本市議会2月定例会が2月14日午後1時       松本市議事堂に招集された。---------------------------------------             平成12年2月14日(月曜日)---------------------------------------             議事日程(第1号)                     平成12年2月14日 午後1時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 議案第1号  地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例      第2号  松本市墓地等の経営の許可等に関する条例      第3号  松本市介護保険条例      第4号  松本市介護保険円滑導入基金条例      第5号  松本市介護保険給付準備基金条例      第6号  松本市居宅介護支援事業の実施に関する条例      第7号  松本市子育て支援総合センター条例      第8号  松本市準用河川の占用料等の徴収に関する条例      第9号  松本市手数料条例      第10号 松本市組織条例の一部を改正する条例      第11号 証人、参考人等の費用弁償等の支給に関する条例の一部を改正する条例      第12号 松本市特別会計設置条例の一部を改正する条例      第13号 松本市税外収入金督促手数料及び延滞金徴収条例の一部を改正する条例      第14号 松本市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例      第15号 松本市診療所条例の一部を改正する条例      第16号 松本市介護老人保健施設条例      第17号 松本市地区福祉ひろば条例の一部を改正する条例      第18号 松本市保育所条例の一部を改正する条例      第19号 松本市児童館条例の一部を改正する条例      第20号 松本市在宅介護支援センター条例の一部を改正する条例      第21号 松本市老人デイサービスセンター条例の一部を改正する条例      第22号 松本市総合社会福祉センター条例の一部を改正する条例      第23号 松本市国民健康保険条例の一部を改正する条例      第24号 松本市国民健康保険税条例の一部を改正する条例      第25号 松本市養護老人ホーム条例の一部を改正する条例      第26号 松本勤労者野外活動施設条例の一部を改正する条例      第27号 松本市市道等の占用料徴収に関する条例の一部を改正する条例      第28号 松本市都市計画審議会条例      第29号 松本市都市公園条例の一部を改正する条例      第30号 松本市建築協定条例の一部を改正する条例      第31号 松本市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例      第32号 松本市立小学校中学校条例の一部を改正する条例      第33号 松本市青少年問題協議会条例の一部を改正する条例      第34号 松本市体育施設設置管理等に関する条例の一部を改正する条例      第35号 松本市営駐車場条例の一部を改正する条例      第36号 松本市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例      第37号 松本市消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例      第38号 松本市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例      第39号 松本市財政調整基金条例等の一部を改正する条例      第40号 平成11年度松本市一般会計補正予算(第5号)      第41号 平成11年度松本市霊園特別会計補正予算(第2号)      第42号 平成11年度松本市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)      第43号 平成11年度松本市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)      第44号 平成11年度松本市城山保健医療施設事業特別会計補正予算(第3号)      第45号 平成11年度松本市市街地駐車場事業特別会計補正予算(第2号)      第46号 平成11年度松本市新松本臨空産業団地建設事業特別会計補正予算(第2号)      第47号 平成11年度松本市本郷観光施設事業特別会計補正予算(第1号)      第48号 平成11年度松本市公設地方卸売市場特別会計補正予算(第2号)      第49号 平成11年度松本市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)      第50号 平成11年度松本市松本城特別会計補正予算(第2号)      第51号 平成11年度松本市水道事業会計補正予算(第1号)      第52号 平成11年度松本市下水道事業会計補正予算(第1号)      第53号 平成12年度松本市一般会計予算      第54号 平成12年度松本市公共用地取得事業特別会計予算      第55号 平成12年度松本市霊園特別会計予算      第56号 平成12年度松本市簡易水道事業特別会計予算      第57号 平成12年度松本市国民健康保険特別会計予算      第58号 平成12年度松本市老人保健特別会計予算      第59号 平成12年度松本市城山保健医療施設事業特別会計予算      第60号 平成12年度松本市介護保険特別会計予算      第61号 平成12年度松本市農業集落排水事業特別会計予算      第62号 平成12年度松本市公設地方卸売市場特別会計予算      第63号 平成12年度松本市市街地駐車場事業特別会計予算      第64号 平成12年度松本市新松本臨空産業団地建設事業特別会計予算      第65号 平成12年度松本市本郷観光施設事業特別会計予算      第66号 平成12年度松本市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算      第67号 平成12年度松本市松本城特別会計予算      第68号 平成12年度松本市水道事業会計予算      第69号 平成12年度松本市下水道事業会計予算      第70号 市道8087号線梓川踏切こ道橋新設工事委託に関する協定の締結についての議決更正について      第71号 市道の認定について      第72号 市道の変更について        -------------------------  副議長  田口敏子 出席議員(36名)      1番  犬飼明美          2番  太田更三      3番  南山国彦          5番  草間錦也      6番  上條徳治          7番  上條庄三郎      8番  近藤晴彦          9番  白川延子     10番  牛山輝雄         11番  芦田勝弘     12番  小林繁男         13番  小岩井洋子     14番  黒田輝彦         15番  増田博志     16番  平林軍次         17番  赤羽正弘     18番  下沢順一郎        19番  大久保真一     20番  酒井正志         21番  早川史郎     22番  神田視郷         23番  倉橋芳和     24番  高山芳美         25番  塩原 浩     26番  上條洋幹         28番  渡辺 聰     29番  塩原英久         30番  中田善雄     31番  田口悦久         32番  池田国昭     33番  秋山泰則         34番  田口敏子     36番  柳沢貞雄         37番  高野拓雄     38番  小原 仁         39番  百瀬常雄 欠席議員(2名)     27番  武井福夫         35番  高山政彦        ------------------------- 説明のため出席した者   市長      有賀 正       助役      松村好雄   収入役     新井計夫       企画部長    萩原寿郎   総務部長    上條 炳       財政部長    大澤一男   市民環境部長  原 勝利       社会部長    坪田明男   農政部長    高橋雅夫       商工部長    清水英治   建設部長    坂井 勉       都市開発部長  赤羽敬一   上下水道    林 丘弘       業務部長    島村昌代   事業管理者   施設部長    山崎芳彦       教育委員長   高嶋修一郎   教育長     竹淵公章       教育次長    水下慶子                     (学校教育担当)   教育次長    降旗富雄       用地対策    永田八宏  (社会教育担当)            本部長   中央西整備   上條兼一       企画担当課長  一條 功   本部長                兼空港鉄道                      対策課長   企画担当課長  高橋慈夫       男女共生課長  有馬恭子   行政管理課長  宮澤孝紀       財政課長    山内 肇        ------------------------- 事務局職員出席者   事務局長    百瀬博之       事務局次長   萩原俊次   次長補佐兼   古田元秀       次長補佐兼   柳澤良子   調査係長               庶務係長   次長補佐兼   前澤資起       主査      福嶋良晶   議事係長   主査      宮川雅行       主査      中村高俊   主査      寺沢和男       主任      寺岡稔高        -------------------------              本日の会議に付した事件議事日程(第1号)記載事件のとおり。        -------------------------                             午後1時05分開会 ○副議長(田口敏子) これより、平成12年松本市議会2月定例会を開会いたします。 現在までの出席議員は36名でありますので、定足数を超えております。よって、直ちに本日の会議を開きます。 最初に、報告事項を申し上げます。市長より議案が72件提出されております。 また、地方自治法第 180条第2項の規定に基づき、市長の専決処分事項の指定にかかわる報告が3件提出されております。 あらかじめ皆さんのお手元にご配付申し上げてあるとおりであります。 次に、陳情書が5件提出されております。皆さんのお手元に陳情文書表第1号としてご配付申し上げてあるとおりであります。これはそれぞれ記載の常任委員会に回付しておきます。 本日の議事は、日程第1号をもって進めます。        ------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○副議長(田口敏子) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第 122条の規定により、議長において17番 赤羽正弘議員、18番 下沢順一郎議員、19番 大久保真一議員を指名いたします。        ------------------------- △日程第2 会期の決定 ○副議長(田口敏子) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から3月1日までの17日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(田口敏子) ご異議なしと認めます。 よって、会期は17日間と決定いたしました。        ------------------------- △日程第3 議案第1号から第72号まで ○副議長(田口敏子) 日程第3 議案第1号から第72号までの以上72件を一括上程いたします。 当局から提案理由の説明を求めます。 有賀市長。 ◎市長(有賀正) 〔登壇〕 本日ここに、平成12年松本市議会2月定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様にはおそろいでご出席をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。 まず初めに、新たな時代、記念すべき西暦2000年を迎え、過ぎ去り日1900年代を振り返り、一言申し上げます。 2度にわたる世界大戦を初め、幾多の戦争、紛争を経験するなど、まさに激動の時代でありました1900年代、その激動の中でも特にこの最後の10年間は、世界の大国でありましたソ連邦の崩壊に始まり、東西ドイツの統合や、東側諸国における政権交代が相次ぐなど、世界各地で大きな政治体制の変化があったほか、我が国におきましても、戦後長らく続いてまいりました55年体制の崩壊により、それまでの政治体制が大きく変化するなど、まさに1900年代を締めくくる大きな変革でございました。 また、この間、世界的な大恐慌を初め、幾多の経済危機に直面をしてまいりました世界経済につきましても、この10年間は本当のあらしの中にありましたが、90年代に入り、景気拡大を続けてまいりましたアメリカ経済先行き不透明感を感じさせながらも、国際金融市場の混乱を乗り越え、順調な拡大を続ける中で、97年に急激な通貨・金融危機に陥った東アジア経済も回復基調に向かうとともに、99年1月に単一通貨ユーロを導入したヨーロッパユーロ経済圏でも、99年春以降、改善の動きが強まるなど、総じて緩やかながらも回復傾向にあると言われております。 このような世界経済情勢の中で、バブル経済の崩壊による金融機関の破綻に始まり、かつてない金融危機を経験し、長期にわたる景気不況に陥っておりました我が国経済も、いまだ厳しい状況下にあることに変わりはありませんが、長引く景気不況からわずかながら脱却する兆しを見せ始めてきていると言われております。 さて、このように激動と変革の1900年代、とりわけ1907年に市制を施行以来、92年目を迎える本市にとりましても、この時代の歴史とともに歩んでまいりました。この長い歴史の中の私自身ほんの8年ではございますが、多くの市民の皆様の負託をいただき、市政運営に当たってこれたことの幸せをここにかみしめるとともに、市政発展のため、今日まで心血を注いでまいられました多くの先輩の皆様方に深甚なる敬意を表するものでございます。 さて、思い出尽きない1900年代と別れ、いよいよ20世紀最後の年、西暦2000年を迎えましたこの3月に予定されております市長選を控え、これまでの2期8年間に取り組んでまいりました市政に対する総括と、今後の市政運営に対しての所信の一端を申し上げ、議会を初め市民の皆様のご理解を賜りたいと存じます。 私は、この2期8年、常に市民の皆様とともに、市民の皆様のための政治を行うことを信条に、市民本位の市政、市民に開かれた市政の実現に向け、市民の皆様とひざを交えて話し合い、市民の皆様の要望を的確に把握しながら、常に民間感覚を持って、全力を挙げて市政運営に取り組んでまいりました。 市民の皆様が住んでみたい松本、住んでよかった松本、そして毎日が新鮮、毎日がしあわせ、そんな都市松本と、心から思えるまちづくりを目指し、前市長から引き継いだ第5次基本計画の実行とともに、新たに第6次基本計画を策定し、これを着実に実行する中で、私が公約に掲げた重要項目につきましても、一部は継続中でございますが、その他は確実に実現することができました。これもひとえに、私を信じ、私とともに歩んでいただいた市民の皆様、そして私の考えをご理解いただき、時には厳しく、また時には温かくご指導を賜る中で、心からなるご支援を賜りました議会の皆様、そして報道関係の皆様、当初は私の政治手法に戸惑いを持っておりましたが、市政の主役は市民であり、市民のための市政を目指すという私の市政運営の考え方を十分に理解し、この8年間、私を助け、一緒になって全力で市政に取り組んでくれた市職員のおかげであり、ここに心から感謝とお礼を申し上げる次第でございます。 それでは、ここでこの8年間における市政の具体的な歩みを皆様とともに振り返ってみたいと思います。 まず県内で、そして中信地区始まって以来の大イベントとして、平成5年に県主催の信州博覧会とともに、国宝松本城築城 400年を記念して国宝松本城 400年まつりが全市民挙げてのご支援をいただく中で開催され、大成功をおさめ、5億円という余剰金を残し、そのお金で太鼓門の復元がなされました。 また、長野市を中心に開催されました平成10年の長野冬季オリンピックは20世紀最後となります冬季オリンピックとして、我々に大きな夢と感動を与えてくれました。 さらに、昨年 128年ぶりに国宝松本城太鼓門枡形が復元されましたことを記念するとともに、長引く不況対策の一環として、国宝松本城太鼓門復元記念まつりを開催することとし、昨年3月12日を皮切りに、春、夏、秋、冬の四季折々に特色あるイベントを開催してまいりました。 このまつりにつきましては、官民一体となって実行委員会をつくり、議会を初め全市民を挙げて取り組んできたわけでございまして、おかげさまでふるさと夢舞台では、112 に上るイベントに延べ約1万人の皆様が出演されるなど、本当の意味での市民に密着したまつりとなりましたし、秋まつりの一環として行われました楽市楽座も、県内外から2日間で27万人もの皆様が訪れるなど、このまつりの期間に前年比約2倍以上の 190万人を超える大勢の市民、観光客の皆様がお城とその周辺を訪れたことから、このまつりが観光対策ばかりでなく、中心市街地の活性化や不況対策にも大いに効果があったものと確信をしております。 この1年間という長きにわたり開催してまいりました太鼓門復元まつりも、昨日行われましたフィナーレイベント音楽の祭典をもちまして大成功のうちに全日程を無事終了したわけでございますが、特に昨日の祭典は、まつりの終わりを惜しむかのように 8,000人を超える大勢の皆様が会場となった総合体育館を訪れ、超満員となる中で、全員で故郷を合唱し、大いなる感動を胸に、その幕を閉じたことでございます。くしくも1900年代最後の年に開催され、新たな2000年という記念すべき年に終了したこのまつりは、まさに時代の締めくくりであり、そして時代の幕あけにふさわしいものとなりました。このまつりが本市に多大な経済的な効果をもたらしてくれたことはもちろん、それ以上に我々に市民が一体となって一つのことをやり遂げることのすばらしさ、やればできるという自信と希望を与えてくれましたことに感謝と感動を覚えるとともに、この長きにわたりまして支え、きょうまで大変ご苦労をいただきました議会を初め実行委員会の皆様、そして多くの市民の皆様、そして多くのボランティアの皆様に対しまして、この場をかりて心からお礼を申し上げるところでございます。 次に、市民生活に関連した社会資本の整備について申し上げます。 まず、長年の懸案でございました本市始まって以来の大型プロジェクトでありました新焼却プラントが長い年月と巨費を投じ、昨年完成をいたしました。 この新焼却プラントは、環境保全を第一に、特に今日世界的な問題となっておりますダイオキシン対策につきましても、その工事中に対策を講じるなど、万全な対応をしており、現在その余熱を利用したラーラ松本とともに一部事務組合に移管し、順調に管理・運営がされているところでございます。 また、基盤整備がおくれております高速交通網高度情報通信網の整備につきましては、平成9年12月の安房トンネルの開通を契機として、中部縦貫自動車道建設促進に向け具体的な取り組みを始めるとともに、慢性的な交通渋滞に陥っております国道19号につきましても、過去の経緯を踏まえる中で、多車線化に取り組むことを決意し、その促進に向けて積極的に取り組んでまいっております。 また、長野県の空の玄関であります県営松本空港につきましては、地元住民の皆様のご理解、ご協力を賜り、平成6年ジェット化空港として一新されたことを受け、札幌、福岡を初めとした新規空路の開設を図り、利便性の向上に努めたほか、首都圏への大動脈であるJR中央東線につきましても、この超高速化実現に向けて、中南信地域の皆様と連携を図りながら、積極的な働きを行うこととし、また高度情報化社会への対応を図るため、地域情報センターの建設に着手をしてまいりました。 特に、これら事業につきましては、長野冬季オリンピックにより、社会資本の整備が進んだ東北信に比べ、整備がおくれております中南信地域整備促進のために、ポスト五輪事業と位置づけ、精力的に取り組んでまいっているところでございます。 このほか、北松本立体交差を初め、内環状線などの市民生活に密着した幹線道路の整備につきましても、第1次、第2次道路整備5カ年計画を策定し、これに基づいた計画的な道路整備を進めてまいっております。 次に、高齢化社会を迎えての福祉日本一に向けての取り組みでございますが、高齢者の皆様が自分たちが住んでいる地域で安心して生き生きと暮らすことができる福祉社会の建設を目指し、老人保健医療の充実を図るための城山老人保健施設と診療所の設置、北部地域への福祉の拠点施設としてのふくふくらいずの設置、各地域へのデイサービスセンター地区福祉ひろば等、弱者に優しい福祉道路の整備、市民に密着した福祉施策を積極的に進めるなど、福祉の充実に努めてまいりました。 特に、本市独自の施策として、市内29地区に建設を進めております地区福祉ひろばは、福祉行政における先進的な取り組みとして国から高い評価をいただくとともに、全国的にも注目を浴びているところでございます。 次に、都市の発展に欠かせない産業の振興についてでございますが、農業を重要産業として位置づけ、農業ルネッサンスや新興塾の事業を取り入れる中で、後継者育成や地域おこしなどの事業に積極的に取り組むとともに、中央西地区土地区画整理事業を積極的に推進し、中心市街地の活性化のための核施設として期待されておりますMウイングを完成するなど、中心市街地の活性化に取り組んでまいりました。 このほか、長引く不況にあえぐ中小企業の皆様のために、緊急不況対策本部を設置し、その対策に全力を期したほか、商人大学校を開設するなど、商都松本市の発展に向けて積極的に取り組んでまいっております。 次に、教育行政についてでございますが、老朽化した開智小学校の全面改築を無事終了したのを初め、丸ノ内中学校等の大規模改造工事を行うなど、子供の教育環境の整備に努めるとともに、高等教育の充実のため、4年制の松本大学建設促進を図ることとしております。 また、文化行政の面では、松本市民の70年来の夢でありました美術館が関係の皆様のご協力により、昨年秋、無事建設に着手いたしましたし、また我が国を初め世界中で高い評価を得る中で、世界に向けて最高レベル音楽情報を発信し続けている小沢総監督率いるサイトウ・キネン・フェスティバル松本も、昨年で8年目を迎え、市民に定着をする中で、特に、昨年は太鼓門まつりの一環として、松本城本丸における野外公演や東京での出前公演を行うなど、新たな企画にも取り組んでまいりました。 さらに、国際化を迎えたスズキメソードの才能教育や花いっぱい運動などを通し、国際文化都市としての評価を得る本市でございますが、姉妹都市であるソルトレーク市、カトマンズ市に加え、新たに中国の廊坊市と姉妹都市提携を結ぶなど、多くの市民と文化交流を通じ、市民レベルの国際化を図ってまいりました。 特に、カトマンズ市につきましては、姉妹都市提携10周年を記念し、昨年からカトマンズ市に武道館を建設するためのお手伝いをするなど、新たな国際交流の促進を図っております。 このほか、松本広域圏の住民の皆様の生命、財産の安全を確保するため、松本広域圏の常備消防を統合し、整備強化を図るとともに、平成6年におきました松本サリン事件では、直ちに対策本部を設け、市民の皆様の不安解消に取り組みましたし、翌年発生いたしました阪神・淡路大震災における市職員の救援派遣などの迅速な対応をもとに、本市及び広域行政として危機管理体制の強化に取り組んでいるところでございます。 また、地方の時代、そして地方分権に的確に対応するため、昨年を広域元年と位置づけ、2月には松本広域連合を設立したほか、4月には新焼却プラントの管理運営のために松本西部広域施設組合を、また効率的な農業共済事業を推進するため、本市と中信地区の5つの農業共済組合を合併し、新たに中信農業共済組合を設立するなど、広域行政の積極的な推進を図ってまいりました。 そして、これらの成果を上げるためには、行政改革が何としても必要でありましたことから、私といたしましては、職員労働組合の皆様とともに腹を割って話し合う中で、時には争いにもなりましたが、理解をし合いながら行政改革を断行してまいりました。 市民本位の市政実現のためには、市民の皆様が何を求めているかを的確に把握し、いち早く効率的に実行することが必要であり、本市のためには行政の組織改革、職員の意識改革を図っていくことが必要であることから、定数削減に努めるとともに、市民に開かれた行政改革を行うため、市民の皆様の中に入って直接意見をお伺いするなど、常に民間感覚を取り入れながら市民の皆様のための行政を心がけてまいりました。 今ここに、市民の皆様とともに歩んでまいりました8年間を振り返り、市民の皆様のご協力をいただきながら、このように数多くの成果を上げられましたことを確認できることは、非常に喜びとするところでございますが、反面新たな地方の時代を迎え、来るべき21世紀、そして記念すべき市制 100年を展望するとき、本市が解決しなければならない多くの課題が山積していることもまた事実でございます。 主な課題等について申し上げますと、おくれております高速交通網高度情報化社会への対応と市民生活に直接関連する生活道路の整備などの社会資本の整備、人が人を支え合う福祉日本一都市の実現のため、新たに始まる介護保険の対応と地域福祉ひろば等の福祉施設の整備充実、少子化対策と男女共生社会への積極的な取り組み、国際的視野に立ち、固有の歴史と文化を尊重する中で、次代を担う者たちを育てるための教育改革への取り組み、新村地区への松本大学建設促進による文化都市づくりの推進、自然と環境、産業、生活面において総合的に調和がとれた都市づくりを目指す田園都市構想の推進、地方分権に耐えられるスリムで足腰の強い行政を確立し、信頼される市役所とするための先駆的な行政改革の推進と健全財政の堅持、地方の時代における行政需要の増大に的確に対応するため、周辺市町村との連携を強化し、広域行政の充実、中南信地区の中核都市としての信頼される30万都市の実現、厳しい都市間競争に打ち勝つための個性と活力ある産業の育成、自然と環境の時代と言われる21世紀に市制 100年を迎え、記念して開催される花と緑と環境の祭典への準備、いつ襲ってくるかわからない自然災害に対する危機管理体制の強化等々、緊急に解決を要する課題が山積しております。 また、多くの市民の皆様からご意見、ご要望をいただいております市民会館の改築につきましても、中南信地域の中核都市となることを展望し、高度で多様な芸術文化にたえられる市民文化ホールの建設を視野に入れながら、早急に検討を進めていかなければならないと考えております。 そして、地方の時代、福祉の時代と言われる21世紀における本市のあるべき姿、進むべき姿、方向づけを示すため、総合計画を議会を初め市民の皆様のご意見をお伺いしながら、早急に策定してまいらなければなりません。 新たな時代を迎え、本市が解決しなければならないこのような多くの課題等を前にして、私は我が道いまだ半ばとの思いから、議会を初め市民の皆様の深いご理解をいただく中で、新たな時代において引き続き市政を担当させていただき、これらの解決を図ってまいりたいと決意を新たにしているところでございます。 今を去ること8年前を思い起こし、初心に返って市民の皆様の声に耳を傾け、その真の声をより謙虚な気持ちを持って市政に反映させながら、市民本位の市政、市民に開かれた市政、民間感覚を生かした市政、そして力づよく、生き生きとした歴史に評価される市政の実現を目指し、対話から創造へ、そして輝く、新世紀の扉を開く、頑張ろう松本を合い言葉に、今後の4年間をみずからの信ずるところに従い、こよなく愛するこの松本が住んでみたい松本、住んでよかった松本、そして毎日が新鮮、毎日が幸せ、そんな都市松本となりますよう全力を挙げて取り組んでまいる覚悟でございますので、議会を初め市民の皆様、報道機関の皆様、そして市職員の皆様の心からなるご支援を賜りますようお願い申し上げます。 それでは次に、本日上程されました条例の制定・改正39件、予算30件、契約締結1件、市道関係2件、計72件の議案につきまして、一括説明を申し上げます。 まず初めに、条例についてでございますが、この4月から始まる地方分権に関連しての条例として規制緩和等に伴い関係条例を一括して改正するための整理条例のほか、権限移譲による新たな事務処理条例、新たに市が徴収することのできる手数料等を整理した手数料条例などを提案しております。 また、介護保険関係に伴うものとして、介護保険料を定める介護保険条例のほか、基金条例、事業を伴うための各施設条例の改正などを提案するほか、議会からもご指摘をいただいておりました現業職員の定年について、63歳から60歳とするための条例改正等を提案しております。 さて、次に平成12年度の当初予算について説明を申し上げます。 明年度の財政運営の背景となります我が国の経済につきましては、冒頭にも申し上げましたが、民需の回復力がいまだ弱く、厳しい状況を脱していないものの、緊急経済対策の効果に加え、アジア経済の回復などの影響で、緩やかな改善が続くとの見通しの中で、国は経済を民需主導の本格的な回復軌道につなぐための経済新生対策や、ミレニアムプロジェクト関連事業に重点を置いた積極型予算編成を行っております。 また、地方財政計画も国の予算と同様に景気回復に配慮した方向となっておりますが、一方厳しい財政状況にかんがみ、地方単独事業の規模是正を行うなど、財政の構造改革に向けた動きがうかがわれております。 このような国の予算編成方針を受け編成をしてまいりました本市の来年度予算につきましては、従来から一貫して掲げております計画行政と健全財政の堅持を基本姿勢としながら、新たに始まる地方分権、介護保険等を念頭に、納税者の立場に立って、気配り、目配り、心配りをしながら、地域経済の振興と活性化、地方分権と地域中核都市づくりの推進、介護保険と保健福祉施策等の展開、将来を担う子供たちの教育の重視、そして行政改革の一層の推進を大きな柱として編成をしておりますが、この3月に市長選がありますことから、景気対策や市政の計画的な推進を図るため、急を要する経費を当初予算に計上したほか、骨格予算とさせていただいております。 以上申し上げました方針により編成をいたしました明年度予算規模は、一般会計 670億円、前年度に比べ 2.3%の減となっており、特別会計、上下水道事業会計を合わせ、全会計で総予算額は 1,233億 371万円で、前年対比2%の増となっております。 地方財政におきましても、長引く不況を背景に、税収の落ち込みや公債費の増大等により財政危機に陥る自治体があらわれている中で、本市におきましては、市民の皆様にご心配をおかけしないよう、今後も計画行政、健全財政の堅持を基本姿勢として、財政運営に当たってまいる覚悟でございますので、よろしくお願いをいたします。 次に、2月補正予算についてでございますが、今回は国の第2次補正に関連し、景気対策経費、人事院勧告に伴う給与改定を中心とした人件費、介護保険関連経費などを中心に、企業会計を含め全会計で15億 5,993万円の補正をお願いしておりますが、特に今回、9月、12月の補正を合わせますと61億円を超える公共事業費の追加となるなど、景気対策に積極的に取り組んでおりますので、よろしくお願いを申し上げます。 このほかの議案といたしましては、JRと締結した協定を変更するための議決更正、市道の認定、変更をお願いするほか、議案以外のものとして、市長の専決処分事項の指定にかかわるもの3件をそれぞれお願いしております。 さらに、今議会中には、固定資産評価審査委員会の委員の選任及び人権擁護委員の推薦について追加提案をする予定でございますので、あわせてよろしくお願いを申し上げます。 以上、本日提案いたしました議案等につきまして、ご説明申し上げましたが、一般会計、特別会計につきましては財政部長から、水道事業会計、下水道事業会計につきましては上下水道事業管理者から、それぞれ補足説明させますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(田口敏子) 大澤財政部長。 ◎財政部長(大澤一男) 〔登壇〕 議案第40号から69号の一般会計予算及び特別会計予算について補足して説明を申し上げます。 お手元の資料のうち、平成12年度当初予算主要事務事業説明資料をごらんいただきたいと思います。 平成12年度予算は、市長選挙を控えていることから骨格予算としておりますが、景気対策や市政の計画的推進を図るため、急を要する松本大学、学校給食センター建設などの経費は当初予算で計上させていただいております。 予算編成に当たりましては、計画行政と健全財政の堅持を基本姿勢に事業の重点化に努め、20世紀最後の年、地方分権、介護保険スタートの年、市民本位の市政を合い言葉に、納税者の立場に立ち、気配り、目配り、心配りを忘れず、「知恵を出し、汗をかいて、未来につなぐ」をスローガンに、勇気を持って予算編成をいたしました。 まず、会計別予算額でございますが、平成12年度一般会計予算額は 670億円で15億6,300万円、2.3%の減となりました。恒例のごろ合わせは、「2000年(ミレニアム)、地方分権・介護保険であける 670億円(むだない)予算」でございます。 特別会計は、4月からスタートする介護保険を新たに設置して14会計となりまして、383億5,335 万円で、61億 7,419万円、19.2%の伸びとなりました。 また、水道事業、下水道事業を含めた全会計の予算規模は 1,233億 371万円で、前年度に比べ24億 2,147万円、2.0%の伸びとなりました。 次に、一般会計の款別歳入でございますが、予算額の大きなものから、1款 市税、14款 国庫支出金、10款 地方交付税、21款 市債、20款 諸収入が主なものでありますが、介護保険への移行に伴いまして、特別養護老人ホーム入所者負担金、老人デイサービス事業費補助金など、国・県支出金や負担金で約19億円減少しております。 21款 市債につきましては、市債依存度が 7.7%と前年度より 1.2ポイント減となっております。また、10款 地方交付税で財源を留保させていただいております。 款別歳出目的別では、3款 民生費、10款 教育費、8款 土木費、12款 公債費、2款 総務費が主なものであります。 3款 民生費では、介護保険移行によります約19億円、12.8%の減、2款 総務費では、14年度開校を目指す松本大学用地購入費補助金12億円を計上いたしまして、24.6%と大幅に伸びております。 12款 公債費では、余熱利用施設の元金償還が始まることから 8.8%の伸びとなっております。 次に、歳出性質別でありますが、介護保険への移行による影響から、義務的経費が 3.7%の減、投資的経費が 2.5%の増、その他経費は 4.0%の減となりました。義務的経費の減は、最近では初めてでございますが、減の大部分は扶助費の介護保険への移行によるものですが、2次にわたる行政改革の成果の一端があらわれまして、人件費では昨年に比べ正規・嘱託職員合わせて28名を削減いたしまして、4億2,443万円、3.0%の減を見込んでおります。 その他の経費でも、老人ホームヘルプサービス事業や老人デイサービス事業などが介護保険へ移行したため委託料の物件費、老人福祉施設組合負担金の補助費等が減となりました。 普通建設事業費は、特に単独事業費が12.7%と大幅に伸びておりますが、景気対策や市政の計画的推進を図るため、急を要する松本大学、学校給食センター建設などの経費を計上しているためでございます。 次に、一般会計予算について申し上げます。 1款 市税は、恒久減税や税制改正を前提に見積もっておりまして、335億8,050万円で、地方財政計画の市町村税 3.2%の減を下回る 2.6%の減で見込んでおります。 景気は回復傾向にあるというものの、景気低迷の影響により個人市民税の所得割は 6.8%の減、法人市民税の税割につきましても 2.1%の減と見込んでおります。特に固定資産税は、既存家屋の減価率の見直しや新増改築の減少により 0.6%減と市制始まって以来初めてのマイナスとなる見込みでございます。 3款 利子割交付金は、10年前の金利 6.3%の定額預金が満期を迎えまして前年度比 270.4%、8億 7,600万円と大幅な増を見込んでおります。 10款 地方交付税につきましては、地方財政計画での地方交付税総額の伸びは 2.6%の増、うち市町村分は 1.1%の増となっており、本市も同様に 1.1%の伸びを見込んでおりますが、前年実績の20.9%減の52億円を計上いたしまして、残りは今後の補正財源として留保しております。 13款 使用料及び手数料につきましては、社会文化会館を改修し新たにオープンする浅間温泉文化センターの使用料や、畜犬登録事務手数料、開発行為許可申請手数料など地方分権に関し権限が移譲される事務で、予算措置が必要となる歳入を計上しております。 次に、14款 国庫支出金、15款 県支出金の減は、いずれも介護保険移行に伴う事業費補助金の減が主なものでございます。 10ページをお願いします。 18款 繰入金につきましては、国の少子化対策事業に充当するための少子化対策基金、給食センター建設に充当するため小中学校施設整備基金4億円、美術館建設に充当するため芸術文化振興基金2億円を取り崩しておりますが、市債の償還に充当する減債基金の取り崩しにつきましては、今後の推移を見る中で見送ることといたしました。 21款 市債につきましては、地方債制度の有効活用を図り、有利な市債に厳選した結果、全体の72.9%が地方交付税算入の市債となっております。 次に、歳出予算の内容について申し上げます。 まず、2款 総務費は74億 4,584万円で、24.6%の増でございます。 OA化推進費では、インターネット端末機を本庁全課と出先機関19カ所に配備いたしまして、情報を的確に把握し有効活用を図るとともに、速やかな市民への情報提供を図ります。 (仮称)地域情報センター整備事業費9億 5,928万円は、2年計画で情報基盤整備を進めているものでございまして、市民の情報拠点施設となります。松本大学建設事業費補助金は、14年4月に新村地籍で1学年 200人、収容定数 880人、敷地面積約7万 3,100㎡で開学を予定しております松本大学への用地購入費補助金12億円、選挙費には、10月に任期が満了となります衆議院議員、県知事選挙の経費を計上いたしてございます。 次に、民生費につきましては、介護保険移行で 129億 7,364万円で、12.8%と大幅な減となっておりますが、介護保険制度への円滑な移行を図るため、各種の新規事業を盛り込んだほか、既存制度の充実を図っております。補助金の介護保険事業推進は、介護報酬だけでは賄えない社会福祉協議会や福祉公社などの事業者に補助金を交付するものでございます。 在宅介護支援センター運営事業では、介護ケアプラン作成など、市と事業者のネットワーク経費、基幹型2カ所、地域型5カ所、新たに福祉ひろばに設置する地区型6カ所と49カ所の地域薬局相談所の運営経費 9,536万円、いきいき生活支援事業費は、ひとり暮らしなど生活支援の必要な高齢者に対するホームヘルプ、あんしん電話などのサービスを行う経費、あんしん介護支援事業費は、要介護者の負担軽減、緊急対応を図るための経費、給食サービス事業費では、新規に8地区を拡大して全市のお年寄りに週2回の給食をお届けします。福祉 100円バス運行事業費では、昨年11月から75歳以上の高齢者を対象に始まりましたが、大変好評で1日平均730 人が利用しています。 16ページをお願いします。 地区福祉ひろば運営事業費には、健康で自立しているお年寄りのいきいきふれあいの場にするために、未設置5地区に福祉ひろば事業を前倒し実施する経費、(仮称)こどもプラザ子育て支援センターの開館で休日保育、病後時保育を充実させます。 4款 衛生費は、44億9,958万円で、3.8%の減となっております。(仮称)北部精神障害者授産施設整備事業費は、日銀松本支店長宅用地を取得し、市内で2番目の施設となる精神障害者授産施設とするための債務、健康増進対策費では、はつらつ健康事業として、自己負担の軽減による健康診断の受診率向上や健康実態調査を実施するほか、新たに生活習慣病対策事業に取り組んでおります。 次に、公害対策関係費では、昨年に引き続き産業廃棄物処理施設周辺でのダイオキシン調査費、塵芥収集業務費では、可燃・不燃ごみ委託料をトン当たり 8.9%の単価引き下げを図りました。また、11年度まで続けておりましたし尿収集許可業者転業資金補助金は、本年度で協定書の有効期間が満了いたしますので終了となります。 6款 農林水産業費は、19億4,919万円で、2.6%の減となっております。松本農業ルネッサンス事業では、継続9件、認定予定4件でユニークな事業を予定しております。 20ページをお願いいたします。 環境保全型農業推進事業費では、農業用使用済みプラスチック類を適正処理するための補助金でございますが、新たに農薬ポリ容器、肥料の空き袋収集を加えます。 7款 商工費は、47億 8,673万円で、14.4%の減となっております。不況対策事業費では、活路研究グループ支援事業など3事業を統合したスモールビジネスネットワーク事業で充実を図っております。中心市街地活性化推進事業費では、平成13年度からの事業化に備えまして、TMO構想の策定経費を計上してございます。 次に、中小企業金融対策事業費では、国の特別保証制度の活用とともに、本年度の実績を加味いたしまして融資目標を51億 8,000万円としています。 観光宣伝事業費では、好評をいただいている松本城周辺 100円バス通年運行経費や、6月下旬に開催する浅間温泉を出発し美ケ原高原まで全長21.6㎞のタイムトライアルレースのツール・ド・美ケ原自転車レース大会2000の経費を計上してございます。 8款 土木費は、107億2,211万円で、15.1%の減となっております。福祉道路整備事業費では、鎌田地区で旧市は一巡となりまして、2巡目の安原地区とで実施いたします。 道路橋梁費では、道路整備5カ年計画による計画的な路線の整備を中心に行うこととしておりますが、市道5513道線では環状高家線の延長となりますサンピア松本から田川橋の整備に着手し、田川橋架設橋の工事費を計上しております。 次に、都市計画費のミレニアム記念イベント事業費では、8月11日から9月10日までの1カ月間にわたり松本城周辺で世界のカブトムシ展、アルプス公園でキャンプ体験のテント村を開催する経費などを計上いたしました。 街路事業費では、内環状北線北松本立体事業が4月22日に地下道の全面、自由通路の供用開始を予定しておりまして、12年度から13年度にかけて駅前広場を整備いたします。 公園整備事業費では、市制 100周年記念イベント会場として、18年度までに計画的に整備を行うアルプス公園整備事業費を、お城下町づくり事業費では、縄手東に大正ロマン風公衆トイレの設置費を計上しております。 次に、中央西土地区画整理事業費につきましては、実施計画の変更を行い、総事業費を 352億 4,700万円といたしまして、平成12年度末事業費ベース進捗率97.6%と完成間近になっております。 住宅費には、地方分権法の成立を受けまして、新たに開発行為許可事務が県から権限移譲されました経費を計上いたしました。 9款 消防費では、消防団退職報償金につきまして、従来は在職年数5年刻みで同一単価となっておりましたが、該当者の多い在職11年から14年までの方に1年刻みで上乗せ支給とさせていただきました。 10款 教育費は、113億8,801万円で、10.6%の大幅な増となりました。小学校心のケア支援指導員の増員は、不登校・学級不適応等の初期指導を行うため、前年度小学校2校にモデル的に配置した支援指導員をチーム・ティーチング教員未配置校9校に配置するものです。授業用校用備品充実整備費では、小学校のパソコン更新に合わせ増設及び新たにインターネットに接続いたします。また、中学校のパソコンにつきましても特別教室用として各校に4台を増設するなど情報教育の充実を図ります。 29ページをお願いいたします。 (仮称)中山文庫建設事業費では、折井先生からご寄贈いただいた文庫13万冊を中心に図書館機能を持たせ建設いたします。(仮称)田川地区公民館と(仮称)安原地区公民館の建設によりまして、市内29館構想の27館目まで整備されることになりました。 旧制松本高等学校保存整備事業費では、県宝の講堂の整備が完了となります。 次に、平成14年度春の開館を目指します(仮称)松本市美術館建設事業費では、事業の進捗に合わせ建設費の30%を予算化しておりまして、12年度末の進捗率は50%に達する見込みでございます。2002年ワールドカップサッカー大会松本キャンプ推進協議会負担金は、出場国のキャンプ地として招致活動経費でございます。 次に、学校給食センター建設事業費は、用地を野溝南土地区画整理地内に債務で求め、小学校用給食約1万 2,000食を調理するセンターを建設し、年度中に調理を開始する予定です。 12款 公債費は、81億7,601万円で、8.8%の増となっております。余熱利用施設の元金償還が始まるためでございますが、金利の低下や繰上償還等により償還元金の割合は、69.0%から73.2%と向上しております。 以上で、一般会計の説明を終わりますが、この際、予算編成における経費節減の取り組み結果について総括して申し上げます。 一般事務事業費につきましては、昨年に引き続き部ごとに要求限度枠を設定し、経常経費の増加傾向抑制に努めました。また、1課1ダイエットを経常業務再評価点検表により業務の自己点検を行っております。特に、委託料につきましては、すべての経常的委託について見直しを行い、人件費、車両運転業務単価、駐車場管理委託時間の見直しなど、総額で1億46万円の節減ができました。新たな市民要望に積極的にこたえていくための1部1トライでは、地球にやさしい環境づくり教育を推進するため、学校授業への職員派遣、安心して受けられる介護サービスの確保など、部の目玉となるような新規施策に取り組んでおります。 引き続く景気の低迷により税収の減が見込まれる中、全職員挙げての税収の確保に努めるとともに、平成12年度は基本計画の見直しと第3次行政改革策定の年、地方分権の推進と21世紀に向けた新たな行財政システムの構築をする年、市民本位の開かれた市政の実現を目指して不断の行政改革を推進してまいります。 特別会計の主なものについて申し上げます。 霊園特別会計では、中山霊園拡張のための調査費を計上しております。 簡易水道事業特別会計では、4月から三反田、奈良尾、上手町地区の 100戸、371 人の皆さんへの給水が開始となります。 次に、国民健康保険特別会計でございますが、1人当たり医療費の伸びを平成11年度決算見込みの 3.5%増と見込み、予測できない医療費の伸びに対応するため、予備費に 5,575万円を計上いたしました。 また、国のモデル事業として指定を受けている実践型健康づくり事業につきましては、教育委員会の熟年体育大学と連携を強化して、さらに充実を図ることとしております。 次に、老人保健特別会計は、介護系老人医療が介護保険へ移行されるため、予算規模で16億3,591万円、9.5%の大幅な減となっております。 介護保険特別会計は、4月から介護保険法が施行されることに伴い、新たに設置した特別会計ですが、予算規模は61億 5,458万円で、第1号被保険者の保険料は月額 2,407円、被保険者数3万 8,560人、要介護認定者は 4,631人を見込み、ホームヘルプやデイサービスなど12種類の居宅サービスと、特別養護老人ホームや老健施設など3種類の施設サービスを実施いたします。 39ページをお願いいたします。 新松本臨空産業団地建設事業特別会計では、本年度から分譲を始めまして、分譲面積約10haのうち40%の分譲収入を見込んでおります。 本郷観光施設事業特別会計では、レイクサイド美鈴の施設管理につきまして、民間から支配人を雇用するなど工夫をいたしまして利用の向上を図ります。 次に、松本城特別会計でございますが、宿直業務体制の見直しや松本城の保存に尽力された方々の慰霊祭を6月8日に開催する経費を計上しております。 以上で、平成12年度当初予算の説明を終わらせていただきまして、別つづりとなっております平成11年度2月補正予算の概要をごらんいただきたいと思います。 今回の補正予算は、地域経済への配慮を第一に、国の第2次補正予算関連事業費を可能な限り取り込んでおりまして、2月の補正での措置額は、単独を含め全体で12億 5,362万円、9月及び12月補正を合わせた景気対策総額は61億 2,319万円で、前年度を 3.1%上回る公共事業費を主に追加をいたしまして、不況の克服に全力を傾注しております。 会計別予算額でございますが、一般会計の補正額は19億 9,031万円の追加で、前年同期と比べ 7.9%の減となっております。 特別会計は14会計のうち10会計で、補正額は1億 6,554万円の減額で、補正後の予算規模は前年同期と比べ 8.1%の減となりました。 また、水道事業、下水道事業会計の補正を加えた全会計の予算規模は 1,294億 1,660万円で、前年同期と比べ 8.1%の減となりました。 3ページをお願いいたします。 一般会計補正予算について申し上げます。 1款 市税につきましては、3億 690万円の減額でございまして、景気低迷の影響による法人市民税と固定資産税の減額が主なものでございます。前年度決算比で 3.5%の減となります。 次に、14款 国庫支出金は、中央西土地区画整理事業や芳野町市営住宅の建てかえ事業など国の第2次補正予算関連によるもののほか、4月からスタートする介護保険の第1号被保険者保険料軽減分など11億 6,028万円が交付されまして、これを介護保険円滑導入基金に積み立て、12年度から13年度に介護保険特別会計で取り崩しを行います。 また、少子化対策臨時特例交付金 3,824万円は、追加交付でございまして、総額3億 648万円となりまして、この事業での持ち出しはほとんどなくなります。 21款 市債は、7億 4,620万円を追加しております。国の第2次補正予算関連、臨時経済対策債などが主なものでございますが、補正後は88億 4,970万円となりまして、前年同期と比べますと40.4%の減、依存度につきましても 6.2ポイント減の11.5%となっております。 次に、歳出予算でありますが、各費目に計上してございます人件費につきましては、本年度の人事院勧告が給与改定率0.28%、期末手当 0.3カ月カットと低率であったことから、1億6,566 万円の減額となりましたが、退職手当等の追加で1億 314万円の減となっております。 2款 総務費では、1億 6,555万円の追加でございます。新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業費補助金は、テレトピア計画によるテレビ松本光ファイバー整備事業に対しまして、国の補助金 5,625万円に 500万円を上乗せして補助するものでございます。 3款 民生費は、先ほど申し上げました介護保険の臨時特例交付金の基金積み立てが主なものでございます。 9ページをお願いいたします。 7款 商工費は、2億 1,117万円の減となっております。中小企業金融対策事業費では、国の特別保証制度、県制度資金の活用等がありまして、市制度資金は前年度に比べ24.5%と大幅に減じております。 温泉関係事業費では、旧本郷支所、本郷消防署を取り壊し、イベント広場として活用するため、浅間温泉会館進入路の用地購入費を計上しております。 8款 土木費は、5億 2,747万円の追加でございます。国の2次補正が主なものでございます。 10ページをお願いいたします。 中央西区土地区画整理事業費では、補正によりまして11年度末の建物移転率は 425棟中 397棟が完了いたしまして、93.4%を予定しております。 10款 教育費の(仮称)安原地区公民館建設事業費2億 3,651万円の追加は、旭2丁目の県薬剤師会検査センター南側に福祉ひろば併設の公民館を建設するもので、市単独の景気対策事業として、臨時経済対策債を充当し前倒しで建設いたします。 (仮称)中央地区公民館用地取得事業費は、地区公民館最後の整備となります中央地区に用地を確保するための債務でございます。 13ページをお願いいたします。 繰越明許費でございますが、国の補正予算に伴う事業費の追加及び用地交渉の難航などやむを得ない理由で年度内に執行ができない事業につきまして、今後の執行に明確な見通しを立て、繰り越し措置をさせていただくものであります。 次に、特別会計の主なものについて申し上げます。 国民健康保険特別会計でございますが、1人当たりの医療費の伸びを 3.8%と見込んでおりましたが、4.1%程度になる状況から予備費を充当してございます。 城山保健医療施設特別会計では、前年度は初年度ということもありまして 5,600万円の赤字となりましたが、本年度は単年度収支で 1,500万円の黒字を見込んでおります。 次に、松本城特別会計につきましては、太鼓門復元記念まつりの通年実施によりまして、有料入場見込者数は前年度比 3.0%の減となっておりますが、無料入場者を含めますと前年度比52.2%と大幅増の 122万 7,556人を見込んでおります。 以上で、予算の補足説明を終わらせていただきます。 ○副議長(田口敏子) 林上下水道事業管理者。 ◎上下水道事業管理者(林丘弘) 〔登壇〕 それでは、平成12年度松本市水道事業会計、下水道事業会計予算等につきましてご説明を申し上げます。 数字等の説明を申し上げます前に、上下水道事業の予算編成の背景につきまして若干申し上げさせていただきます。 本市の公営企業を取り巻く経営環境につきましては、長引く経済不況と節水型社会への移行などもありまして、使用水量は前年を下回る状況が続く一方、施設の老朽化による計画的な更新や企業債償還金が漸増するなど厳しい経営状況でございます。常に公営企業に求められておりますことは、能率的かつ合理的な事業運営による企業性の発揮と、自立自営の経営理念の実現であり、また使用者でありますお客様に対しまして、常に最少の経費で最良のサービスを提供することを基本に予算編成を行ったところでございます。 まず、水道事業につきましては、平成12年度が最終年度となります第4次配水管改良事業を計画どおりに完了させ、さらには岡田北部地域の水圧の適正化を図るため施設整備、災害時給水対策の計画的推進など安全・安定給水の確保を重点に取り組んでおります。 また、使用者サービスの充実を図るため、今年度導入いたしました検針業務のハンディーターミナルを利用した納付書を発行するためのシステム開発を進めるとともに、使用水量を使用者が確認できるデジタル式メーターを導入することといたしております。 しかし、経営面では、単年度赤字が平成11年度予算に引き続きまして見込まれる厳しい状況でございます。 次に、下水道事業につきましては、当初方針どおり平成12年度に公共下水道、現認可区域内の普及率 100%の目標達成のための面整備や施設整備を重点に取り組んでおります。 一方経営面では、平成12年度末には累積赤字が18億円を超える見込みでありまして、企業会計移行時にお示しをいたしました長期財政計画とほぼ同様な経営状況で推移をいたしております。 なお、ご参考までに申し上げますと、本市の水道料金は、平成7年度に3.14%の引き下げを行いましてから据え置いてまいっておりますが、一般家庭で月20�A使用した場合の料金を例に県内17市で比較をいたしてみますと、当市の料金は低い方から8番目の料金となっております。 また、下水道について見ますと、普及率は11年度末で約98%となる見込みでございまして、県下ではトップの普及率でございます。長野県内市町村の普及率の平均は、平成10年度末の数字でございますが、46.8%でございます。下水道使用料について見ますと、平成7年度に10.8%の使用料を改定して以来、据え置きとなっておりますが、これも一般家庭で月20�A使用した場合の使用料を例に県内17市で比較してみますと、低い方から4番目の料金でございます。 いずれにいたしましても、両事業とも一層の企業努力が認められておりますので、上下水道局として組織統合してから3年目を迎えますこの12年度は、統合目的達成のための再点検を行うとともに、常に社会情勢を機敏にとらえ、企業職員が一丸となりまして、行政改革といいますか、企業改革の推進に取り組み、効率的な業務運営とサービス向上に一層努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 それでは、議案第68号 平成12年度松本市水道事業会計予算につきまして説明を申し上げます。 お手元の当初予算説明資料の41ページをお願いをいたします。 まず、収益的収入及び支出について申し上げます。 1款 水道事業収益は、51億 1,246万円でございまして、前年度に比べ率で 6.7%、金額で3億 6,987万円の減、また2款 水道事業費用は51億 4,023万円で、前年度に比べ率で 6.0%、金額で3億 2,624万円の減となっております。この結果、それぞれから消費税額を控除した後の純損益は、6,472万円の損失となる見込みでございます。 それでは、それぞれの主な内容について申し上げます。 まず、給水収益でございますが、有収水量につきましては、このところの景気低迷や節水型社会への移行もありまして、前年度と同じ 2,600万tを見込み、給水収益も前年同額の45億6,750 万円を計上いたしております。 その他営業収益では、市長部局からの入山辺簡易水道事業の維持管理を受託するため、これに係ります収益を新たに計上いたしております。 次に、費用の主なものといたしましては、送水費、減価償却費のほか入山辺簡易水道の建設、維持管理にかかわります受託事業費 7,375万円を計上いたしております。 次に、資本的収入及び支出について申し上げます。 3款 資本的収入は、4億 270万円で、率で18.9%、金額で 9,372万円の減、また、4款 資本的支出では16億 5,183万円、率で 4.3%、金額で 7,362万円の減となりまして、収入支出とも前年度に引き続き減額計上となりましたが、これは主といたしまして下水道関連事業及び道路、河川改良事業にかかわります配水管設備改良事業の減少に伴うものでございます。 主要な取り組みといたしましては、岡田北部地域における水圧の適正化を図るため、11年度から4年計画で施設の整備を図ってまいっておるわけでございますが、12年度は送配水管等の工事費1億 4,514万円を計上いたしております。 なお、収入支出の財源不足額12億 4,913万円につきましては、建設改良積立金の取り崩し及び損益勘定留保資金等で補てんをすることといたしております。 続きまして、議案第69号 松本市下水道事業会計予算について申し上げます。 説明資料の43ページをお願いいたします。 まず、収益的収入及び支出について申し上げます。 1款 下水道事業収益は、65億 5,962万円で、前年度に比べ率で 0.5%、金額で 3,104万円の増、また2款 下水道事業費用は、70億 9,687万円で、前年度に比べ率で 0.4%、金額で2,982 万円の減となっております。この結果、それぞれから消費税額を控除した後の純損益は5億 7,692万円の損失となる見込みでございます。 それでは、それぞれの主な内容について申し上げます。 まず、下水道使用料につきましては、有収水量を前年度に比べ 0.7%減の 2,663万 7,000tと見込みまして、45億 3,100万円を計上いたしております。 また、一般会計負担金につきましては、11年度から新たに国の高資本費対策制度の適用を受けましたことによりまして、従前の負担ルールに加え、17億 7,734万円を計上いたしております。費用の主なものといたしましては、減価償却費及び支払利息等でございます。 次に、資本的収入及び支出について申し上げます。 3款 資本的収入は、23億 9,008万円で、前年度に比べ率で45.3%、金額で19億 7,865万円の減となります。 また、4款 資本的支出は40億 6,143万円で、前年度に比べ率で30.2%、金額で17億 6,004万円の減となり、収入支出とも前年度に引き続き大幅な減額計上となっております。これは主として、面整備の進捗に伴いまして汚水管整備費が減少していることによるものでありまして、汚水渠の整備事業費は、前年度に比べ42.0%の減の15億 4,963万円を計上いたしておりますが、この中には懸案でありました国道19号沿線の下水道管未整備の芳川平田、村井地区の約60戸につきまして、建設省の光ファイバー布設工事に合わせまして実施する管渠布設工事費1億 7,450万円を計上いたしてございます。 さらに、処理場建設事業につきましては、宮渕低段第1第4系列水処理施設建設事業の最終年度の事業費といたしまして1億 9,000万円、また高段水処理施設改築事業費といたしまして、補助、単独合わせ2億 1,268万円を計上したほか、引き続き宮渕浄化センターの環境整備に取り組むことといたしております。 なお、収入支出の財源不足額16億 7,135万円につきましては、損益勘定留保資金等をもって補てんすることといたしております。 以上で、平成12年度水道事業及び下水道事業の当初予算の説明を終わらせていただきまして、引き続き平成11年度2月補正予算につきまして説明を申し上げます。 別冊の補正予算の概要の18ページからお願いをいたします。 まず、水道事業会計でございますが、1款 水道事業収益は 9,598万円、また2款 水道事業費用は 7,309万円をそれぞれ減額補正をいたしております。 この結果、それぞれから消費税額を控除した後の純損失は、当初見込みより 1,600万円増の3,978 万円と見込んでおります。 なお、収支いずれも精算見込みによるものでございますが、このうち給水収益につきましては、直近の推移を勘案いたしまして 5,424万円を減額いたしております。 次に、資本的収入及び支出につきましては、3款 資本的収入は 2,204万円の増、4款 資本的支出では 8,150万円の減額補正をいたしております。 また、前年度に引き続き石綿セメント管の解消を積極的に進めるため、国庫補助事業を取り込むことといたしまして関係事業費 3,040万円を計上いたしております。 続いて、下水道事業会計について申し上げます。 20ページをお願いをいたします。 まず、収益的収入及び支出でございますが、1款 下水道事業収益は 9,943万円、また、2款 下水道事業費用につきましては、1億 2,279万円それぞれ減額補正をいたしておりまして、消費税額控除後の損失は6億 8,895万円となっております。 なお、収支いずれも精算見込みによるものでございますが、下水道使用料につきましては、直近の推移を勘案いたしまして1億 3,860万円を減額いたしております。 次に、資本的収入及び支出につきましては、3款 資本的収入で 6,190万円、4款 資本的支出で 1,254万円をそれぞれ追加補正をいたしております。これは国の第2次補正に伴い、事業費ベースで処理場建設費1億 6,600万円の補助事業を取り込みまして、一層下水道の整備を図るものでございます。 以上で、説明を終わらせていただきます。 ○副議長(田口敏子) ただいま、理事者から上程議案に対する説明がありました。 以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。 本会議は明15日から20日まで、当初予算説明会並びに議案調査等のため休会し、21日午前10時再開の上、市政一般に対する質問を行います。 発言される方は、所定の通知書に記載の上、質疑、質問とも明日正午までに提出を願います。 発言の順序はくじによって決定いたします。 なお、質疑に限り、当日の追加通告を認めることになっております。その場合は、通告順といたしますのでご了承願います。 本日の会議はこれをもって散会いたします。 ご苦労さまでした。                             午後2時31分散会...